佐渡ロングライド2022参加レポート

佐渡ロングライド2022参加レポート

2022 第17回佐渡ロングライド210参加レポート

2年連続でコロナ禍の為中止になってしまった佐渡ロングライド。
Pedalist横浜、ピナレロショップ青山合同で参加してきました。

私自身プライベートで1回、佐渡ロングライドに5回参加しており今回で佐渡7周目となります。先回まではお客様が全員完走出来る様サポートに徹してきましたが、2年間自転車に乗っておらず、サポートどころか自身が完走出来ない割合90%以上と危うい状態での出走となりました。
毎回必ず佐渡ロングライドのレポートを書くときにご紹介している玉井雪雄氏が描かれたコミックの「じこまん~自己漫。」
佐渡ロングライドの魅力はこの漫画を読んで頂くとより分かりやすいのでお読み頂き来援は走りたい!と思って頂ければ嬉しいです。

今回のイベントは島にコロナを持ち込まない!が徹底されており
・1週間前から検温(小学生の頃のプールを思い出します)
・イベント2日前にPCR検査を実施。当日結果を提出。
 又はイベント会場で抗原検査を実施。
・イベント終了後1週間検温し、発熱した場合は連絡する。
 宿泊したホテルでも同様の書類をもらいました。
 このレポートを書いているの時点での佐渡市内の感染者状況は、イベントの影響が全く出ていないようで参加者としても安堵しております。

※イベント参加の為のPCR検査は無料でやってくれる所が沢山あります。
 詳細はネットで調べてみてください。

今回は男性4名、女性4名で合計8名で参加致しました。


男性4名と女性1名が 210kmコース。女性3名が130kmコースに挑みます。
例年はすぐに3000名の定員枠が満員となる人気イベントですが、今年はコロナの影響もあり、最終的な申込者が1418名と例年の半分でした。

佐渡に到着までの行程
横浜から佐渡はかなり遠いです。
13日(金) 22時ペダリスト横浜出発! 約450km走行して新潟港4:00到着

14日(土) 6:00フェリー乗船
09:00佐渡両津港到着


佐渡は遠いです。簡単に行きましょう!と言える場所では無いので、イベント以外でも楽しんで頂けるよう知恵を絞っております。

佐渡に到着後早速観光スタートです。

第一ステージ  ソーセージ工房「へんじんもっこ」
1件目は参加者からのリクエストでお買い物です。テレビや新聞などでも紹介されている有名店ですが、変わった店名は佐渡の方言で「頑固者」という意味だそうです。拘りを持って作ってますの意味を込めているようです。


第二ステージ「ときの森公園」
国指定特別天然記念物でもある、朱鷺は佐渡でしか見ることが出来ません。
今回お邪魔した「ときの森公園」では、自然環境に近い中で生活する朱鷺の姿を見るだけで無く、タイミングが合えば自然に帰った朱鷺が公園上空を飛ぶと話を聞いていた瞬間、奇跡的に上空に朱鷺が現れ、生の朱鷺を見ることが出来ました。

入口ではサドッキーのお出迎!!!

そして朱鷺のイメージしたポスト。持って帰りたかったです。

第三ステージ 回転寿司弁慶
地元の方にも評判のお鮨屋さんです。ノドクロを始め美味しいお寿司がてんこ盛りで翌日のイベントをDNSして又きたいとの不謹慎な声も上がっておりました。

来年もここはマストですね。

第四ステージ フルーツカフェさいとう
お寿司の後はスイーツでしょう!明日カロリーを大量消費するしカーボローディング!と言い訳を笑顔でしながら地元で有名なスイーツを食べに行きました。

お勧めは完熟のスイーツを凍らせて削ったフルーツ削り。

柿、イチゴととても美味しかったです。
地元の方も多くご来店されており、ご来店の方がイチゴを買われていくので、それに釣られてそのまま店内で頂くと、、、、、ヤバいです。イチゴ狩りのような極上の甘さ。
とても美味しかったです。こちらも来年も是非お邪魔したいお店です。

第五ステージ 酒蔵北雪

毎年お邪魔している佐渡を代表する酒蔵。
一般の店頭では販売されていないお酒など珍しいお酒も購入する事が出来ます。
きき酒も最高に楽しめますので是非一度行ってみてください。

第六ステージ 佐渡金山

公式HPによると、金鉱脈は東西3000m、南北600m、深さ800mに渡り、江戸時代から平成までの388年間で算出した金は78t、銀2,330tと日本最大の金鉱山でした。

坑道は蟻の巣ように広がり、総延長距離は何と400km!佐渡から東京までの距離が金と銀を掘るために掘られたんです。佐渡を海から見ると金山の辺りは金でキラキラ光っているのが分かったそうです。工具が発達していない時代に硬い岩を切削し、湧き出てくる水を汲み上げる技術。是非見てみてください。

何よりも驚いたのが平成元年1989年まで稼働していた言うことです。本当に最近まで掘ってたんですね。

以上で観光は終わりです。

綺麗な景色と美味しい料理が楽しみな佐渡。
Pedalistの佐渡ロングライドは走るだけではありません、観光有り、グルメ有りのスペシャルツアーです。毎年参加される方が又行きたい!と思って頂けるよう知恵を絞りスケジュールを組んでおりますので来年は是非ご参加ください。

第七ステージ 受付
 受付は前日に受け付けを行います。例年沢山の出店が出ていましたが今年はメーカーブースのみとお祭り気分は半減です。

疲れた身体を温泉と美味しい食事で癒やします。
ホテルの部屋から水平線に沈む夕日は本当に素晴らしかったです。

前夜際は翌日を考えアルコールは控えめにし、美味しい食事を嗜みながら翌日の打ち合わせを行います。

今回は全員が初参加でしたので、ワクワクとドキドキで皆様興奮気味です。
私も走りきることが出来るか、ドキドキが止まりませんでしたのでアルコールは無しで早めの就寝に専念致しました^^

5月15日 イベントスタート


6:06分 佐和田 スタート

景色が良く、前半は追い風基調なのでどうしてもペースが上がりがちになるので少し抑えめにしてトレインを組んで走ります。

6:47相川AS 20km
 混雑を避けるため20km地点の相川ASはパスします。
久しぶりに自転車に乗る私はゆっくり入ってもらっているにもかかわらず、心拍が160~170固定。更に足に乳酸が貯まりメチャクチャしんどい状態でもうリタイア寸前です。ASを パスするなんて言わなければ良かったとつぶやきながら、横目で通過。
ここでは美味しい蕎麦が振る舞われますので初参加の方、朝食を食べれなかった方はこちらで補給する事をお勧め致します。

130kmチームはこちらでも楽しんだようです。


相川AS 20km~入先AS 40km

一回目のストップポイントです。
少しずつ自転車に乗れる身体になってきました。
平地は何とか走れますが上りがかなりキツく皆を待たせてばかりです。
ここで剥きになって頑張り過ぎると完走が厳しくなるので、自分のペースを維持することに努め粛々と走行を続けていきます。

Z坂! 58km地点
佐渡名物のZ坂。
対岸から見ると正にZ!
お約束のZポーズで撮影。

撮影は取材に来ていたサイスポの方に撮影頂きました。
ペダリストの方ですね!とサイスポの方に話しかけられたのですが、ジャージを見て分かって頂けるのは嬉しいです。これも山崎の店長選手権の頑張りのお陰です。Z坂からの景色は本当に素晴らしいので、心に余裕がある方は足を止めて海を是非ご覧になってみてください。

Z坂からの景色

速さよりも景色を優先して良かったと思えると思います。 そういう私もその気持ちになれるまで、数年掛かりましたが^^

大野亀 68km
海に向かって大きな亀が出迎えてくれます。

ここを登り切るとソフトクリーム屋さんが。
これを食べないと佐渡ロングライドの楽しさが半減されます。


入先AS 40km~はじきのAS 72km
入先ASからはじき野AS間は上りが続き、一つ目の難所でもあります。
普段であればこの区間で適度なアップダウンで身体に活が入り、調子が上がってくるエリアですが今回はかなり厳しく感じました。
Z坂で足を削れ、大野亀で心を折られ。。。。。
うーんこの先大丈夫か?の反面何とかなるかもと頭の中で自己診断機能が動き始めます。

今年はコロナ感染対策で例年とても美味しく頂くオレンジやレモンが無いのがとても残念でした。

はじきのAS 72km~両津BS100km
はじき野ASから両津までは多少のアップダウンはありますが下り基調でしかも追い風。 俺って天才!絶好調と毎回勘違いする区間です。

例年BSは激混みで、弁当を受け取るまで時間が掛かりますが今年はガラガラでした。
お弁当はおにぎりとデザート。



そして今回もなんのお約束もしていないのに新潟のお客様とお会いする事が出来ました!
出るかどうかもお互い言ってないのですが、毎回必ずお会いしています。
本当に奇跡です 。

両津BS 100km~多田AS 140km

両津を出ると右折して130km方向に向かうか、直進して210kmにチャレンジするかの分かれ道がすぐにきます。
ここを過ぎるとショートカットは出来ず何があってもゴールに向かうしかない、まさしく分岐点です。

スタート前は130kmしか走らない=走れないと心の中で決めていたのですが、100km走ると不思議な事に身体が馴染んできたのか、何かを思い出したのかわかりませんが 調子が上がってきたので、210kmにチャレンジする事にしました。 人間の身体って不思議ですね。40km迄が一番キツかったです。

後ろを振り返るとPedalist列車はとんでもない列車に。。。
何人いるんでしょう。

多田AS 140km~小木AS 162km
コースが平坦ということもあり両津から多田までは40kmの間ASがありません。 ただ毎年向かい風に悩まされるエリアです。
後ろに付くと何でこんなにゆっくり走っているのだろう???と速度は落ちるのですが、先頭に出ると、「おーーーこれは」と声が出てしまうほどの向かい区間です。 今年も向かい風の中ピナレロショップ青山の山田が先頭固定の男引きをしてくれたお陰で後続部隊は楽に走行する事が出来ました。


橋の上でパシャリ!

小木AS162km ~素浜AS 180k
この区間は絶景スポットがあります。


毎年記念撮影するのですが、この後にガツーン!とくる上りが待ち構えていることも知らずに、皆様満面の笑顔をカメラに向けてくれます。


海岸線から何故こんな道に!と誰もが思う所を曲がり斜度9%と7%の上りに入ります。(ガーミンでは10%を指していましたが)
速さを求めるのでは無いので、完走出来る様ゆっくり、ゆっくり登っていくと、後ろからモーター音が!
んんんん?????と横を見るとモーター音と共に凄い勢いで駆け上がるバイク。 速度に反比例しライダーは息も切らさず涼しい顔でまるで坂道君のように鼻歌を歌いながら抜いていきます。
私も海外で売られているe-Bikeに乗った事ありますが日本と違い規制が無いので、最高速度も60kmくらい楽に出ます。
実は今回もこっそりとお借りして出ようかと思ったのですが、公道をそれで走るのは如何なものかと断念しましが、横目で見ながらやっぱりe-Bikeで参加すれば良かったなと、心の中で強く思っておりました。

そんなこんなで無事登り切り、素浜ASに到着

素浜AS 180km~ゴール210km
ここまで来るともう完走したも同然ですが、最後の最後に上りが2カ所待っています。しかもここにきて遂に膝に強い痛みが発生。。。。。

負荷を掛けずに安全運行してきたので奇跡的に何処にも痛みが出ずに走ってこれましたが、膝の痛みが凄くペダリングが出来ない状況です。
平地は何とかなりますが、上りでトルクを掛けるとかなりしんどい。。。
激坂を片足のみで踏み踏む何とかクリア。
綺麗な海岸線に出るとお約束の向かい風。ここで必ず攻撃を受けるのですが残り少ない事もあり、頑張って踏み倒します。

そして遂にゴール!


走行距離207.13km 獲得標高1830m タイム9h55m 消費カロリー2959kcal
平均心拍 143bpm 最大心拍180bpm

2年ぶりの自転車頑張りました。
お互い疲れた顔で検討を讃え合います。


使用した機材紹介
DOGMA F12 リム ホイールRACING ZEROカーボン
今回カワシマサイクルのFULCRUM GO ホィールレンタルサービスを活用しました。https://www.riogrande.co.jp/news/node/77808
横浜、青山両店で受け付けしておりますので、興味がある方は活用ください。

私が一番好きなホイールはアルミのレーゼロです。固いと言われていますが、ピレリを履くだけでネガな所は消え、万能ホイールとして重宝しております。
掛かりも良いし、ハブの回転性も良く本当に最高のホイールです。
今回は久しぶりのロングライドと言うことで飛び道具を求めレーゼロカーボンをレンタルしました。
アルミであれだけ良い物がカーボンになったらどうなるかを試しかった事。
海沿いを走るのでハイトが低く横風にも強く、パンクも簡単に修理出来るクリンチャー仕様。今回はこのホイールに助けられて完走出来たと言っても過言では無い最高のホイールでした。
今年ツールドおきなわが開催されるのであれば、このホイールを履いて参加したいです。

そして完走出来たもう一つの要因は、ピナレロショップ青山のスタッフの鬼引き。
前日に冗談で210km全部引いてくれと言ったのですが、 まさか本当に全部引いてしまうとは。 高校、大学と自転車競技をやってきただけあり、メチャクチャ強かったです。 男山田お店で会ったら褒めてあげてください^^

還暦ライダーは無事今年も完走しました。
佐渡10周まであと3周回!走れる限り来年以降もチャレンジしますので、参加希望の方は来年一緒に走りましょう!

ペダリスト
横浜市港南区日野5-1-25
トレーニング施設完備 スクールに入会頂ければ2年で佐渡210kmを完走出来る様に指導致します。2022年全日本店長選手権4位(来年は優勝)の山崎が指導致します。

ピナレロショップ青山
港区南青山2-13-16オカダビル
トレーニング施設完備
今回210kmを全引きした山田と、富士ヒルクライムゴールドメダルの福本が指導致します。