2019年佐渡ロングライド210km参加レポート

2019年佐渡ロングライド210km参加レポート

ペダリストスクール生とグルメ班の目標の一つである佐渡ロングライド210。
佐渡島を海沿いにくるりと一周210kmを一日で走るイベントです。

美しい景色に終始包まれながら走る道程は信号と車が殆ど無くストレス無く走る事が出来ます。
途中7箇所のエイドステーションで用意される美味しい補給食は、210kmという非日常な距離を走りきる喜びだけでなく、ボランティアの方達の暖かいおもてなしを含めて又来ようと!誰もが思うリピート率がとても高いイベントです。
プライベートで佐渡島を走られた事がある方はご存じだと思いますが、海沿いを走ると途中にコンビニ等の補給ポイントが殆ど無いため、佐渡を走るならこのイベントに参加する事をお勧め致します。

辛くも楽しく達成感抜群の佐渡ロングライド。自転車に乗り始めた頃210kmを走るなんて無理!と誰しもが思う所ですが、Pedalistではロードバイクに乗り始めた方がスクールに入校後2年で完走する事を一つの目標にしてもらっています。

佐渡ロングライドに出るまでの大まかな目標として、ロードバイク初心者の方が
①3ヶ月で荒川サイクリングロード100km完走
②6ヶ月で三浦半島一周100km完走
③1年で富士チャレンジソロ100km又は袖ケ浦サイクルマラソン100km完走=佐渡ロングライド210参加資格取得
④1年半から2年目で佐渡ロングライド210km参加&完走
過去スクール生の多くの方が、このスケジュールで見事完走しております。
この記事を読まれた方が来年1人でも多くチャレンジしたいと思って頂ける事を楽しみにしております。


三浦半島を一周すると前記したように丁度100kmになります。
その三浦半島を一周した後にさあもう一周走りましょうと言われても、即答でハイと返答される方は少ないと思います。
玉井雪雄氏が描かれたコミックの「じこまん~自己漫。」はご存じでしょうか?
漫画家という不規則になりがちな仕事をしながらも、ロードバイクにはまっていく姿を描かれた名作です。
作品の中で佐渡ロングライドに関して描かれているのですが、それを読んでチャレンジしたいと思う方が非常に多くいらっしゃいます。
まだ作品を見たこと無い方、トレーニングルームの本棚を覗いてみてください。きっと走りたい衝動が^^

そんな佐渡ロングライド。Pedalsitとして今年で5回目の参加、私自身6周目にチャレンジしてきました。
走るだけで無く佐渡の魅力を満喫してきましたので、佐渡ロングライド令和元年のレポートをお届け致します。


Stravaのスクショですが、一筆書きで島をぐるりと島を一周綺麗に走行軌跡を残すと気持ち良い!と思うのは私だけではないはずです。


佐渡ロングライドの行程は金曜日の夜に出て月曜の夕方に帰宅致します。一般の方では月曜日をお休みして頂く事が前提条件になります。
日曜日イベント終了後フェリーに飛び乗り帰路につく事も可能ですが、完走後皆で乾杯しを健闘を称え合うのも楽しみの一つでもあります。

5月18日(金)23時Pedalist出発!
サポートカーで一路新潟港を目指します。免許を持たれていない方、車を持たれていない方で参加されたい方はご相談ください。
一番人数が多いときは、マイクロバスとトラックを借りて参加した事もあります。
(写真は平成29年に参加した時の物です)

5月19日(土)
6:00 新潟出港 日の出と同時に始動します。
佐渡島への交通手段はフェリーしかありません。
上陸後の移動を考えると車で行くことをお勧め致します。
しかし受付会場まで両津港から自走、イベント終了後もフェリー乗り場まで大きなリュックを背負い自走している強者を多く見かけます。
ゴール地点から両津港まで約50kmありますので、210km走った後に荷物を背負ってフェリー乗り場に向かう姿を見かける度に、心の中で頑張れと声援を送ってしまいます。

8:30 佐渡島 両津港上陸

早速観光スタートです。昨年は大雨でしたので去年回れなかった景色の良い場所に向かいます。

最初に訪れたのは、尖閣湾揚島遊園
フェリーの中で何処に行こうか調べた結果「全国でも珍しい烏賊の遊泳が見れます」のキャッチコピーに魅せられました。
烏賊が海で泳いでる?どんな所かワクワクしながら現地到着。

透明な海が視界に飛び込んできます。
海外の写真で良く見かける船が浮いているような景色に皆「オー」「凄い」としか声が出ません。

佐渡沖で捕獲されたダイオウイカ。ほのぼのとしております。

透視船?????何と言う表現、ネーミングなんでしょうか(笑)

早速乗船します。

船上から絶景が続きます。

海が本当に綺麗でどこから見ても透明です。

売店で美味しい物を発見した、佐渡島4回目のF様はご満悦です。
佐渡島は美味しくて最高!やめられないねと^^

受付け開始時刻まで時間があるので、まだまだ佐渡島満喫の旅は続きます。
昨年訪れて大好評だった回転寿司の弁慶。現地でも有名なお店でネタが新鮮で回転寿司とは思えない程です。

このお店は地元の方にも大人気でランチタイムは長蛇の列が出来ております。

一番美味しいネタは昨年に続きノドグロでした。回転寿司とは思えない程最高に美味です^^
これをご覧の皆様方来年は是非ご一緒しましょう^^

食事後は会場に行き受付けを済まし、、、、、、、まだまだ観光は続きます(笑)

こちらも昨年大好評だった酒蔵巡り。新潟は米が良いので美味しい日本酒が沢山あります。
沢山の酒造の中から真野鶴酒造と北雪にお邪魔致しました。

こちらのお酒はエールフランスのファーストクラスで提供されるお酒との事でまるでワインの様にフルーティーなお酒でした。

酒蔵では利き酒が出来るのが魅力です。私は運転手でしたので、試飲は出来ませんでしたが皆様お酒を楽しまれておりました。

続いて昨年もお邪魔した北雪。
ここはYK35が有名ですが高級酒以外もかなり美味しいお酒が揃っているお勧めの酒蔵です。
日本酒で作られた梅酒が美味しいと皆様感動しておりました。

又来年も佐渡ロングライドツアーでお邪魔したいと考えております。
お酒が飲めない方に参加頂けると私も試飲出来るのですが^^


イベント当日

佐渡の朝は早いです。5:30のスタートに合わせて4:30にホテルを出ます。
例年スタート時には肌寒い中ウインドブレーカーが手放せませんが、今年はとても暖かく真夏のスタイルでスタート。
5:20分くらいにスタート地点に到着しましたが既に長蛇の列。

今回6名で参加したのですが、お二人が当日DNSとなり4人でスタートします。

男性陣は全員210km経験者、女性が初の210kmにチャレンジします。
走りきれるか心配な方も完走出来るようにサポートさせて頂きますのでお任せください。

スタートは8人くらいづづで決められた枠の中に入り間隔を開けて順次スタートしていきます。

全体のコース図をご覧ください。

高低表を見てもお分かりの通り、後半170kmくらいからの上りの連続が山場になります。

会場で配布されているAS迄の距離。
アテンドしていると、一緒に走っている方の顔色を見ながら強度を調整するのに役に立ちます。
あと何キロでASなので頑張ってください!と一目で分かりますので。


エイドステーション
20kmから40km間隔に合計7箇所のエイドステーションがあります。
各エイドステーションではボランティアの学生がフルーツを始めオニギリ等を振る舞ってくれます。

1,相川AS 19km 地点

一つ目のAS地点は19km地点と、走り出してすぐと言うこともありパスします。
蕎麦が振る舞われ大変混雑していますので、毎回ここはパスして入先AS42kmまでノンストップで走ります。

この間コンビニは1件、信号は1箇所のみです。
この間はほぼ平地で毎年追い風傾向なので気持ち良く走れます。あまりに気持ち良すぎて思わず踏んでしまいますが、後半に備えて如何に力を蓄えるかも重要です。

全てのエイドステーションで用意されているオレンジが絶品です。

水、スポーツ飲料なども用意されているのでAS毎にしっかりボトルに給水しておけば水が足りなくなることもまず無いと思われます。


機材紹介

今回210kmを共にした機材を紹介致します。
フレームは2019年モデルのBianchi OLTRE XR4
昨年ジャパンカップのアフターパーティで選手と社長にOLTREは良いよと言われ。
一緒に参加したビアンキオーナー様からもOLTRE良いですよ!絶対に後悔しないから乗ってくださいと言われ。。。。そこまで皆様が勧めるならと乗ったフレームですが大正解です!

BMC SLR01がとても素晴らしいフレームで3年ほど乗ってきました。なかなかSLR以上のフレームに巡り会う事が出来ずフレームの変更が出来ませんでしたが、OLTREの素晴らしさは驚くべき程で躊躇無く変更する事が出来ました。
重量に関してはフーレム単体でも完成車でも決して軽いとは言えませんし、フレームの形状からも上りよりも平地で有利と想像される造形です。
しかしいざ乗ってみると、非常に軽やかで平地での巡航が楽なだけでなく、上りでも自分が踏んだ以上に推進力に変わってくれるます。価格面でも他メーカーのハイエンドフレームよりリーズナブルですので、是非一度乗って頂きたいフレームです。


Z坂

57km地点に正面から見るとZに見える、佐渡ロングライドでは有名なZ坂が出てきます。
言われる程キツくなく、斜度もそれ程ではないのであっという間に終ってしまいます。
ただここから見える景色は絶景ですので、足を止めて景色を楽しむのもありだと思います。
そう言われも自転車乗りの性として坂の途中で足を止めるのは難しいですよね(笑)


Z坂を越え一気に進んでいきます!
210km初参戦の女性サイクリスト。
朝練と三浦半島を一人で廻るトレーニングを重ねての参戦です。


大野亀 願いが叶う巨岩

写真で見ても亀です。

亀を横手に見ながら、標高差100mを上りきるとご褒美が待っています。

ASではありませんが、美味しいソフトクリームを売っているお店が出現します。

何年か前にガチな方が多く、このスポットを通過した時に参加した皆様から大ブーイングが起きて以来必ず立ち寄るようにしております。

ソフトクリームの余韻に浸りながらはじき野ASに向かいます。
アップダウンはありますが、海岸線を順調に進みます。飛ばしすぎないように平地では30kmくらいの速度で走ります。

はじき野AS 72km (残り138km)

そろそろ小腹が空いてきます。

補給食に加え俵型の焼きおにぎりが用意されております。これがまた美味しいんです^^

ここで毎年何の約束もしていないのに必ずお会いする事が出来る新潟在中のW様。
今年も無事お会いする事が出来ました!又来年もお会い出来る事を楽しみにしております。


両津BS 103km(ゴールまであと107km)

中間地点の両津に到着です。
制限時間として両津を12時までに出発しないと足切りとなり回収車に収容されてしまいます。

私達が到着したのが10:13分 出発して4時間29分経過しておりました。
休憩時間も入れて平均時速は25km弱のノンビリペースで進行しております。

両津BSで昼食タイムとなります。(BSは弁当ステーションの略です)
毎年趣向が施された数種類のお弁当から自由にチョイス出来ます。写真にはありませんがこれにプリンが付いてきます。

中央のF様はお仕事が忙しくトレーニング不足から足が痙ってしまい残念ながらここでリタイアとなってしまいました。

両津ではボランティアでマッサージをしてくれますので、お疲れの方は是非試してみてください。
一度受けてみたいと思っておりますが、まだ経験が無いため来年は是非施術されたいと思います。

両津からは3人でゴールを目指します。
例年両津から小木までの間は向い風との戦いになる場所です。昨年は風が無く楽に走れましたが今年は結構きつい向い風に行く手を阻まれました。
他チームと上手く連携してトレインを組んで消耗しないよう走ります。
アテンドとして参加された方をゴールまでお届けするのが私の仕事ですので、顔色を見ながら先頭を引き続けますが確認の為後ろを見ると凄い人数を引き連れていることが多くあり驚きます。
私達も他のチームのトレイン乗る事がありますのでお互い様ですが。


多田AS 138km(残り72km)
ここまではキツイ上りも無いので楽に到達する事が出来ます。
残り72km完走に向けて補給します。


小木AS 162km (残り48km)

ゴールまで48kmと残り僅かですが、ここからがキツいんです。。。。。というかここからが本番です!
悪魔君の後ろ姿が見えますが、ママチャリで210kmを走るだけでなくカメラを向けられると満面の笑みで応えるいる姿はカッコ良すぎです。

小木~素浜間にある絶景ポイント。
皆さん知らずに通過する方が多く知られていないポイントですが是非足を止めて景色を楽しんでください。
一日佐渡の景色を見てきても間違い無く絶景です。

橋の下はこんな風景が広がっています。水の透明度が高いため橋の上からでも海中が見渡せます。

この橋の後、170km地点から発生する上りはかなり辛く、、、、
自転車を降りて押して歩いている人の姿も多数見受けられます。高さも斜度もイベントの中で一番キツイポイントであることは間違いないです。


素浜AS184km (残り26km)

サイコン上のデータでは走行距離182km、経過時間8:27分、消費カロリー2218kclaと表示されております。
平均時速を単純計算すると21.5km/hと7箇所のうち6箇所の休憩タイムを入れての速度になります。
時刻が15;12分と足切りの時間が16:30でしたのでノンビリ走ってきた割には時間に余裕がありました。

補給食も最後のASなので蜂蜜に漬けたレモン、おにぎり+塩など最後に一踏ん張りするための物が用意されております。
味も良く個人的にも大好きなASです。中でもレモンは大人気で写真でも食べている方が映っていますね^^

しかもこの俵のおにぎりとパンはテイクアウト可能で、写真でもラップに包まれた姿が確認出来ると思います。

K様もレモンを頬張り最後の上りに備えます。

ブルベも走っているS様も最近あまり乗っていないようで少々お疲れの表情です。


残り26km坂2つ(走ると3つに感じます!)

ASを出ると10%以上の坂が暫く続きます。一直線で終わりが見えない坂は足だけでなく心も削られます。
ここでも押している人、座り込んでいる人、苦しそうにしている人、すぐそこ に迫っているゴールを目指し最後の力を振り絞っています。

そして最後の上り。誰も話すこと無くハーハーハーという声が聞えてきます。
あそこのカーブをクリアしたらゴール!次こそゴールと延々と続く上りを終えると暫く下り区間で足を休めます。

海岸線に出るとゴールを目指すだけとなりますが、、、、、、、

今年も凄い向い風。
速度が上がらなくなってきた方の為ペースを落とし23kmの速度で前を引きゴールを目指します。
が、が、が振り向くと「おーーーー何てこったい」いつの間にか二人になっているではありませんか。
更にペースを落とし待ちますが来ません。疲れた状態にこの向い風。本来であれば楽な平地が上り以上にきつく感じながら走られた事でしょう。
最後の最後に煩悩を断ちきる為の修行が待っていました。

海を過ぎると市街地に入り、ゴールが近いことが肌で感じます。
ゴール前の待ち合わせポイントで合流し、無事3人完走致しました!
写真中央のK様は、2年前の佐渡は150kmから始め地道にトレーニングし見事完走致しました。

まさしくでかしました!ですね。

そして私も今年は殆ど乗っておらず、完走出来るか廻りから心配されてのアテンドでしたが、筋トレを継続してきたお陰で予想以上に楽に完走する事が出来ました^^筋肉は裏切りません。


イベント終了後はホテルに戻り乾杯!

途中でリタイアしてしまったF様。
来年も宜しくお願い致します。

無事完走おめでとうございます!きっと来年も出たくなるでしょう。

S様お疲れ様ででした!確か3回目の佐渡。来年も宜しくお願い致します。


月曜日の朝一番の船で帰路につきます

Pedalsitのイベントは走るだけではありません!新潟に上陸して帰路もグルメの旅です。
へぎ蕎麦、タレカツ丼×2と続きましたので今年は地元の美味しいラーメンを食べに行きます。
道の駅の中にB級グルメレストランを発見。新潟5大ラーメンを食します・

1,新潟あっさり系ラーメン。。。。美味です。

2,糸魚川ブラック焼きそば
見た目と違い普通の焼きそばの味で、普通に美味しいです^^

3,燕背脂系ラーメン

4,新潟濃口味噌系ラーメン
横の内輪に入っているスープは濃い場合に薄めてください!用ですが。
とても濃いお味でしたが、地元の方達は普通に食べておりました。

家に帰り体重を測定すると!210kmも走ったのに何とかなり増加しておりました(笑)
これだけグルメがあればしょうがないですね^^

素晴らしい景色と美味しい食事そして辛くとも楽しいサイクリング、、、何度行っても楽しい佐渡島。
来年も行きますので参加したいと思われた方はお気軽にお声掛けください。

横浜ロードバイク専門店 Pedalist ペダリスト
横浜市港南区日野5-1-25ライオンズマンション上大岡
TEL:045-370-7726
mail:pedalist@miracolare.co.jp