【レースレポート】チャレンジリーグ19 春のしもふさクリテ

【レースレポート】チャレンジリーグ19 春のしもふさクリテ

Pedalistで毎年お邪魔させていただいている、春の下総クリテリウム。

のどかな風景とはうらはらに、じわじわと参加者の足を削るフレンドリーパーク下総の外周コースで行われます。

富士スプリングエンデューロに引き続き出走しました廣瀬選手のレースレポートをご紹介いたします。

今回は2時間エンデューロに加えて、クリテリウムレースにもエントリー、苦手とする短めのクリテリウムの結果やいかに?


■レース名:チャレンジリーグ19 春のしもふさクリテ
■コースプロフィール:しもふさフレンドリーパーク
120分エンデューロ 1.5kmコース左回り
クリテリウムレディース 1.5kmコース 左回り5周回 7.5km
■結果:120分エンデューロ2位 Top+0:00.189(出走10名、完走9名)
    クリテリウム優勝 0:11:39.830(出走9名、完走9名)

■使用機材
フレーム RIDLEY NOAH SL
ホイール CORIMA S+
タイヤ Vittoria CORSA
ステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル ASTVTE SKY LINE VT
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/34 11-28T(クランク長165mm)

Padalistが毎年お店をあげて参戦するレースのひとつ、春のしもふさクリテ。
3年前からクリテリウムにエントリーしていたが、今回は血迷って120分エンデューロとクリテリウムのWエントリー(笑)
・・・いえいえ、チームの皆さんがエンデューロ参戦だったこと(帰りの渋滞を避けるために朝イチのレース参戦←コレ大事)と、今後控えているレースのレベルを考えたらこれくらい走れないと・・・ナドナド無い頭でそれなりに考えた結果でして。

120分エンデューロ終了50分後にクリテリウムスタートという、詰込みスケジュールですが、スタートリストみたらクリテ出場の半数以上(しかもマークすべき選手)がWエントリー。まぁこれなら何とかなるかな~なんて楽観的に考える。

当日朝
コース横の駐車場に入るために4時前に起床。
洗濯物を干していたら、突然の雨いや豪雨!慌てて雨雲レーダーをみると、レース開始時刻あたりにその雲が会場付近を通る予報。山崎店長からも「もしや雨?」とメールが。
前回のレースは、道幅も広く整備されたサーキットだったので雨でも走れたが、今回のコースは道幅も狭く一周の距離も短いので、とてもじゃないけど雨での走行は危ないなぁとDNSも覚悟の上、土砂降りの中会場へ向かう。

雨雲を追い越してきたのか、会場は汗ばむ陽気。準備しながらレーダーを見てると、雲はいなくなりどうやら雨の心配は無さそう、やれやれ。

いつも以上の緊張感の無さで(笑)、試走も2周だけゆるゆると。
招集場所へも、招集時間を過ぎてからみんなでゆるゆると。みんな緊張感ないw
ほぼ最後尾に並んで緊張感ないww

8:00スタート
号砲と共に男性陣は山崎店長を先頭に、スルスルと前へ上がっていく。私はあくまで自分のペースで無理のない範囲で前へ。ほぼ一周してリアルスタート!先頭のペースが一気に上がり縦に伸びた集団の脇をすり抜けて前へ行き始めた矢先なんと、目の前の選手がボトルを落とすというアクシデント発生!「ぬおおおおおおお~!」と叫びながらギリギリ踏まずに回避~が、これにてあっという間に集団から千切れる・・・やばい、このまま終わる可能性が頭を過ぎるほどの千切れ方をした気がした。前を行く集団にはマークすべき選手がいて、そこに追いつかなければ勝ちは無いと直感的にわかっていたので、本気で焦った。

そんな時、私の目の前に天使が舞い降りた。

(・・・こーへーさん⁉)
すかさず私の前へ入り牽いてくれるではないですか!
その神々しい大きな背中(とおしりw)にくっつき、集団まで戻ることができた。
フルパワーで牽いてくれたのであろう、緩んで後ろへ下がり始めたこーへーさんにありがとう!と声を掛け、しっかり集団に入る。もちろんその集団の前方にはマークすべき選手の姿。とにかくこーへーさんの優しさを無駄にしない様、集団に残ることに集中する。

しばらくすると、集団後方から上がってきた男性が「回していきましょう!」と積極的なローテーションを提案してきた。そうですねと私のすぐ前の男性が牽き始めるも、結構ガツガツ踏んでいて本人も辛そう。辛くなる前に交代の合図出してくださいと声を掛けながら前へ出ると下がった男性から、「後ろがいません(涙)」と。千切ったんかーい!
まだ残り半分以上あったので、後ろを待ちましょうと集団に戻る。ここでローテーションが上手く回らないことへの覚悟を決めて、集団後方でヒラヒラしてみるも3,4人前で中切れ発生!すかさず埋めにいく。この集団にマークしている彼女がいる限り離れるわけにはいかないが、後方に付くと中切れに巻き込まれるので、集団前方に位置取り。しかしローテーションは私を入れて常時3人くらいでしか回らない。このままでは脚を溜められちゃうなぁと思いつつも、先日の富士スピードウェイのレースで、ローテに入らないと勘違いされて怒鳴られた経験から、結果ももちろんだけど気持ちよくレースをしたいと思っていたので、積極的に前を牽く。

そのまま周回を重ねている間に、山崎店長を先頭にチームメイトがいるトップ集団にラップされる。何度目かのラップ時に、その集団の最後尾に飛び乗ってみた。速度はあるものの、集団が大きいので位置取りさえ間違わなければ付いていけるぞ♪と思った矢先に中切れ発生・・・渋々元の集団に戻ります(笑)
そしてここからは、マークしていた選手にガッツリ張り付かれる。まぁそうだよねぇ~なんて思いながらどこで振るい落とすか思案するも、この短いコースで120人以上が走っている中何かを仕掛けるのは難しいなぁ、ゴールスプリントしか無いかなぁ・・・もしかしてゴールでトップ集団と被るともう何も出来ないぞ⁉とか想像したら、考えること自体面倒になりやめる(笑)

そんなこんなしている間に、後ろからMATRIXの橋本選手が上がってきた。お、ローテしなくても怒らない人だw遠慮なく後ろに張り付かせてもらう。大きな背中(とおしり)がこーへーさんによく似てるな~とぴったりくっ付いてると、感動するほど楽でして。ソコソコ良い速度域なのにムラがないから、ストレスフリー♪プロって凄いですね!

ついに、残り5分を切ったところで計測ラインを通過、残り2周の計算。一気に集団が加速する。それに合わせて橋本選手も加速したので付いていく。が、集団よりペースが速い!一気に脚が削られていく。後ろを見やると彼女も付いてきている。うーむ、彼女の方が脚が残っている感が否めない。残り1周になったところで彼女が前に出てくるが付ききれない私。がんばれオレ!(笑)

そんな時、再び天使が!

後ろから上がってきた大村さんが、前を牽いてアシストしてくれる!
いやいや。私なんかのために走るのではなく、自分のために走ってください!と複雑な思いが頭の中を交錯しながらも引き上げてもらう。

ゴールライン手前の最後の登り、大村さんの牽きで一気に駆け上がる。左斜め前に彼女の背中を捕える、差せるか⁉いや、他の選手がいて前が開かない、スプリントが掛けきれない‼
踏み切れないままダメもとでハンドル投げてみるが、彼女のタイヤの方が先にゴールラインを越えているのが分かった。0.19秒及ばなかった、あとちょっと。悔しい、悔しかった。
でも後にリザルトみて、二人でぶっちぎりで先頭走ってたとわかって楽しかったなと思った。しかもこのレースで、山崎店長優勝ですよ!!!そんな嬉しいことないでしょ!!!

エンデューロ終わって50分後(その間に表彰式w)クリテリウムスタート。

勢いでスタートライン立つもさすがに疲労困憊(当たり前だよ)、若干いやいやソコソコ後悔(笑)。でも、半分くらいの選手がWエントリーで条件は同じなのであまり気負いはなーし。ひろせさーん!って呼ばれて、スタート2分前なのに去年の同じレースで走った方としばし御歓談(緊張感ゼロ)。

10:53
号砲と共にリアルスタート。
みんなどんな動きするのかな~と前から4番目を位置取り・・・ひとり飛び出した⁉いや、2番手の子が付いていけなくて中切れ!すかさず埋めに行き、付いてきた3人とで5人の逃げが形成(出走9人で逃げっていうのかな)。

2周目の半分くらいまでローテしたところで、MATRIXの田窪選手が前を牽き始めてくれた。わーい!ローテしなくていいやつだ♪最後尾でヒラヒラと脚を溜める。

途中、田窪選手から佐野選手に代わったけどペースは一定、相変わらず最後尾ヒラヒラ(笑)お陰で2,3周目の平均パワーがL3最低値、ガッツリ回復致しました~♪
4周目で多少ペースが上がったものの平均パワーでSSTレベル、全く脚を使っていません~♪

計測ラインを越えて最終ラップに入った瞬間、佐野選手が一気にペースアップ、これにより前二人の選手が遅れだしたので踏み過ぎない様前に出て、先頭を行く二人の後ろにつく。
そのままの勢いでアタック掛けようかと思ったが、いやまだ早いと思い止まる。左にカーブしながら最後の、登りながらの右への最終コーナーに入るところで、山崎店長に教えてもらっていた「必勝ライン」を狙いに位置取り。ちょうどその時、前を牽いていた佐野選手が牽くのをやめてその「必勝ライン」上のいい位置に入ってきたので風除けにしながら踏み始める。

コーナーを曲がり切ったところで腰をあげて一気に上げる!

二人を抜き去りながら、登りがきつそうな表情が一瞬見て取れた。
誰も追ってこない、振り向く余裕はなかったが気配でわかった。でも、ゴールラインを越えて勝利を確信するまでは脚を緩められなかった~(汗)
でもって、叫んでました~(笑)

そんなわけで、ずーっと憧れていたガッツポーズでのゴールは叶わなかったけど(ゴール後にはしました!)、苦手だったクリテで勝てたこと、パワー不足で出来なかったゴールスプリントで勝てたこと、最高のかたち(当社比)で勝てたことに大満足です!
欲を言えば、叫ばずガッツポーズでゴール出来たら100点満点・・・(笑)

レース終わって広場に戻ると、笑顔の山崎店長が真っ先に駆け寄ってきてくれたことがとにかく嬉しくて、気持ち的には自転車を放り投げて駆け寄ってハグ!な気分でした(笑)

エンデューロで集団まであげてくれたこーへーさん、最終ラップでアシストしてくれた大村さんに顔向けできる結果を得られてよかったです、本当にありがとう!

表彰式の後、エンデューロで優勝した彼女から「苦手なもの」を聞かされて、事前にそれを知っていたらエンデューロでも勝てたな~なんてことも思ったけど、もしエンデューロで勝ってたらそれに満足してクリテでは勝てなかったかもしれないので、今回はこれで良し!ということで、W優勝は次回に持ち越します。

クリテリウムで勝つことができたら、しもふさは終わりにするつもりだったのですが、ガッツポーズも出来てないし、まだまだ終われないみたいです(汗)

結果も大事かもしれませんが、チームで参戦するって楽しい!って改めて実感した一日でした。

こんな素晴らしい大会を運営してくださった関係者の皆様、
いつも応援・サポートしてくださる皆様、今回も心より感謝申し上げます。


2時間エンデューロは惜しくも2着でしたが、苦手とするクリテリウムで見事優勝!

レースは最高の練習と言いますので、出走する数だけレース運びが上手になると思います。

GW2連戦、お疲れ様でした!下総クリテリウムに参加されたチームの皆様もお疲れ様でした!

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