【レースレポート】第2回富士スプリングエンデューロ

【レースレポート】第2回富士スプリングエンデューロ

終わってみればあっという間だったゴールデンウィーク。各地で自転車に様々なイベントや催しが行われておりましたね。

そんなGWに2レース(正確には3レース)に出走した廣瀬選手よりレポートが届きましたのでご紹介いたします。

廣瀬選手の好調維持の秘訣は積極的なイベント参加にあるのかも??

まずは悪天候が参加者を苦しめた富士スプリングエンデューロより。


■レース名:第2回富士スプリングエンデューロ
■コースプロフィール:アタック100 女子 4.563km富士スピードウェイサーキットコース左回り
■結果:天候不良のため2時間経過時点で終了 優勝(総合23位) 16周回 2:05:46.044(出走 女子11名、総合314名)

■使用機材
フレーム RIDLEY NOAH SL
ホイール CORIMA S+
タイヤ Vittoria CORSA
ステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル ASTVTE SKY LINE VT
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/34 11-28T(クランク長165mm)

2019年GW初日、平成が残りわずかという大事な時にレース参戦です(あまり関係ないw)。

予報ではあまり芳しくない天気になりそうでしたが、全日本選手権の試走のつもりでエントリーしたので、ある程度の雨でも走る心積もりで出発。
家を出た時にはなかなかの土砂降りだったが、東名高速で静岡に入るとすっかり雨は上がり、時折晴れ間も覗かせていた。

連休初日とはいえ朝が早かったからか渋滞もなく、すんなりと会場入り・・・いや会場内のコース入り口に辿り着けず彷徨う(サーキットあるあるw)。

どうにか受付場所まで辿り着き、試走まで一時間程あったのでゆっくり準備をする。
随時雨雲レーダーを確認すると、一先ず雨は降らなそうだが昼過ぎから雷を伴う雨の予報。会場内でもしきりに、雷がなったら即中止とのアナウンスが。多くの参加者のフレームがカーボン製なので当然の策ですね。
9:30スタートなので予報通りでいけば、降られる前に走り終えられるかもと計算。万が一に備えてアルミホイールも持って来ていたが、カーボンホイールのままいくことに。

準備を済ませ、ウエアの確認も兼ねて試走へ。
空気は冷たいが日差しがあると、2周程でもちょっと汗ばむ感じがあったので、ウォーマー無しの半袖短パンに決定!日焼け止めもしっかり塗りたくる(笑)

唯一、同じPedalistから参戦の中村さんにも会えて、スタート地点へ。
しかし、スタートまではまだ15分程あったので、中村さんと雨降らないといいね~なんて話している間に、みるみる空が暗くなる・・・。気温も一気に下がり周りの人達も寒い寒いと身体を小さくする。そうこうしているうちに、空からぽつぽつ落ちて来た。あれ?昼までは持つんじゃなかったっけ?まぁすぐに止むでしょう・・・なんて思いとは裏腹に本降りに。
MATRIXの安原監督の笑いを交えたライダーズミーティングの間も降り続け、すっかり身体が冷えてしまう。

9:33、3分前にスタートした180km、150kmカテゴリーを追うようにスタート。ローリングスタートなので、集団がゆっくりと進む。ホームストレートを過ぎると右のヘアピンカーブを曲がりながらすぐに大きな下りに入るが、雨でブレーキが全く利かない!どわーーーーーーカーボンホイールだったーーーーー‼前の人に突っ込むわけにはいかないので、車間を開けているうちにどんどん後方へ下がってしまう。その間に中村さんにも先に行かれてしまうが、もう恐怖心が半端なかったので、迷いなくほぼほぼ最後尾。早くリアルスタートしてくれー!と心の中で叫び続ける。

生きた心地がしないまま一周終えてようやくリアルスタート。集団の速度が上がり縦に伸び、ノーブレーキで走れるようになり一安心、やれやれ・・・。

しかしもうこうなると、女子選手がどこでどうしているかなんて皆目不明状態なので、自分のペースで出来るだけ前に上がる。でもスタート時で既に最後尾だったので、脚の合う集団なんてあるわけもなく、このまま100㎞個人TTなのか?という不安が過ぎる。
そんなことも多少覚悟していたら、そこそこ良いペースで走る集団に追いつき、しかも事前にチェックしていたゼッケンNo.の女子選手の姿も。おや?もしかして女子の先頭かも?と様子を見つつ同じ集団で走る。

しばらくその集団で走っていたが、いまいちペースが上がらない。もしここが女子の先頭でなかったとすると、このペースだともしかしたらどんどん離されている可能性もあると思い、思い切って単独で飛び出す。集団にいる女子選手が付いてくるかもしれないと思ったが、意外にも付いてこない。振り返ると皆辛そう・・・

ええ、土砂降りなんです!
スタートしてからずっと、なんで自転車乗ってるの?ってくらい土砂降りなんです!

でも構わず先を急ぎます(笑)
間もなく、ペースの合いそうな集団を見つけ合流させてもらう。それぞれのタイミングでローテーションするも、気付くと回しているのは私を含めて3人のみ。その後ろにはそれなりの人数がくっついているが前には出てこない。なんとなく声を掛けてまでローテーションを促す必要性も感じなかったし、あとの二人の男性もそれに対して特別な動きがなかったので受け流していたら、後ろが盛大に千切れ、結局回していた3人のみになる。

とはいえ、自転車レースにとっては最悪のコンディションだったためか、お二人とも結構限界ギリギリで頑張っていたようで、前を牽いて後ろへ下がったと思ったら、そのまま居なくなる・・・気付くと上がってきてまた合流を繰り返し、基本的にはいつも同じ3人で回していた。

そんなことを繰り返していたら、後方から戻ってきた方がなんと今中大介さんに牽かれてやってきたではないですか!
うほほーい!と単なるミーハー気分で後ろにつく。これこそがイベントレースの醍醐味ですよ。あまりの荒天でMATRIXの選手が全くと言っていいほど走ってなかったので、これは本当に嬉しい♪しかもそのまま3周程今中さんを含めてローテーション、キャーキャー‼すると今中さんが「もしかして実業団で走ってる?強いね~。」と話しかけてくれて、「はい~♪」と、今後もどうぞ宜しくお願いします的な気分で返答する。

計測ラインの上の電光掲示板をみると、「悪天候のため2時間経過時点で競技終了とする」との文字。時計をみると残り15分程、あと2周走れるか否か。もう既にレースを諦めピットインしている選手も多く、走行している人数はかなり少ない。ここまで来たら何が何でも走り切りたい、ぼんやりと勝利は確信していたが、ゴールするまでは安心できなかった。

最後の登り、もうのんびり登っている選手も多い中、雨でまともに目も開けられない状況だったが、最後まで踏み続ける。フラッグが揺れるゴールラインを通過、終わった~!
2時間で打ち切りとは言え、この雨の中完走できた安堵。すると場内放送で自分の勝利が告げられる、やったー!心の中でガッツポーズ。

車に戻りながら中村さんを探すが見つけられない。仕方なく車に戻って自転車を片付けようとするが、あまりの寒さに震えて何もできない。どうにか積み込み、早く着替えなくてはと車に乗り込むも体中が冷え切り、何をしようにもどこかが攣りそうになる(笑)
カーエアコンをフルパワーで30℃設定にして、ようやっと蘇る。

後に聞いたら、低体温症続出でレース続行不可となったそうです。
この土砂降り、この気温では仕方ない、大きな事故がなかったのが本当に良かったと思いました。・・・あれ?半袖短パンで走ってたけど大丈夫だったぞ?確かに寒いなとは思いましたが爪先がかじかむくらいで、走行を諦めることは一瞬も考えなかった。
自分のタフさにびっくりしながら表彰してもらい、無事に帰路に付きました。

今回は実業団でもなくお店のイベント参加でもなかったので、会場の様子などのレース以外もレポートするつもりだったのですが、なにせ終始土砂降りで企業ブースを覗くことも叶わず、来年皆さんもぜひ!と言いづらい状況ではありますが、設備の整ったサーキットでのレースはとても走りやすいですし、ソロは不安という方もチームエンデューロもありますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!

こんな悪天候にも関わらず、安心できる大会運営をしてくださった関係者の皆様、
いつも応援・サポートしてくださる皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

※掲載写真
管 洋介 様


自転車レースは雪が降らない限り行われます。

雨でもレース、イベントだから走る!という方も多いですが、練習してないことは本番でもできませんのでたまには雨の日も外で走ってみると経験値としてご自身の糧になるかもしれません。

同コースで行われる全日本選手権ロードレース、たとえ悪天候でもきっとこの日の経験が生きてくるでしょう。

レースお疲れ様でした!優勝おめでとうございます。

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