レースレポート第44回チャレンジサイクルロードレース A-F廣瀬選手

レースレポート第44回チャレンジサイクルロードレース A-F廣瀬選手

■レース名:第44回チャレンジサイクルロードレース
■コースプロフィール:A-F:5kmサーキットコース 左周り4.8周回 24.00km
■結果:10位 Top+2’13‘’55(出走42名、完走36名)

■使用機材
フレーム RIDLEY NOAH SL
ホイール CORIMA S+
タイヤ Vittoria CORSA
ステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル ASTVTE SKY LINE VT
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/34 11-28T(クランク長165mm)

3月に行われたJBCF修善寺ロードレースに引き続き、同じく日本サイクルスポーツセンターで行われるチャレンジサイクルロードレースに参戦してきました。このレースは、Aカテゴリー上位30名がその年の全日本自転車競技選手権大会ロードレースの出場権を得ることが出来るということで、毎年非常にレベルの高いレースとなっております。
全日本選手権に出るとか出ないとか・・・出場権取れてから考えようなんて非常に身の程知らずな感じでエントリーをしたわけです。

今回はスタートが午前中なので、余裕を持って前日入り。同じくレース参戦する福本選手、菱沼選手、サポート兼マネージャー兼運転手の耕平さんと共に現地へ。
到着後すぐに試走準備をしていざ出発!・・・と思ったら、まさかのチェーン落ちにて立ちゴケ(汗)。まぁ、レースで落車しない様厄落としだ~と言いながら仕切り直す(翌朝、手の平にあざが出来ていたのはココだけの話)。

3週間前に逆回りとは言え走っていたのと、その時のレースでコースレイアウトの読みが甘く、最後の最後に変速ミスで撃沈(涙)していたので、ネットを駆使してコースの捌き方を勉強し試走で最終確認

・・・て、めちゃくちゃキツいじゃん!!!

いや、きついって聞いてはいたけど、本当にキツい(笑)
ガーン!と下ってどーんと登って、ががーっと下ってドカーンと登る、の繰り返し。
唯一の救いが、苦手な下りで道幅が広いのとコーナーがきつくないので恐怖心無く、状況次第ではノーブレーキでクリア出来そうというところ。とは言え、遅いから置いていかれるんだろうなぁと軽く想像。悠々とおしゃべりしながら前を行く菱沼選手と福本選手の後ろで、無い頭をフル回転させて変速のタイミングを確認する。


受付も済ませ宿へ。
近くの温泉で身体をほぐし、ヒンディー語の映画を観ながら(ストーリーどころか役名すらわからないw)カレーを食べて、再び宿に戻りレースの準備をして就寝。翌朝目が覚めると、ここ数年ぶりくらいの熟睡感、がっつり9時間くらい寝た。とにかく周りが静かだったのが良かったみたい。

8:00現地入り
先の9:30スタートの福本選手のアップの様子を見ながら何となく過ごす、緊張感ゼロ。
9:00を回ったところで福本選手が行ってきますとスタート地点へ向かう。なぜかここで自分の事以上に緊張してしまう。

福本選手の応援に行きたい気持ちを抑えながら、ゆで卵を食べてローラーにてアップ開始。いつも特にアップのメニューというものを決めておらず、回してみてその時のコンディションに合わせてといった感じで、この時は、L3~4で回した後、L5、30秒を数本。心拍の上りは足りない感じもあったが、思った以上に気温が高くこのアップだけでも汗だくになってしまったので、疲労しない様ここらで終了。

BCAAとジェルと水分補給をし、菱沼選手に行ってきますといいスタート地点へ。
ちょうどゴールしスタート地点へ下りてきた福本選手。なんと3位でゴールしたと嬉しそうに、でも最後千切れちゃったと半分悔しそうに教えてくれた。いやいや凄いです!このコースで3位は凄いです!!走っている姿見たかったなぁ、せめて表彰式だけでも・・・あ、レースの最中だ・・・(涙)後ろ髪をひかれつつスタートラインへ。

10:40スタート(登り区間「秀峰亭」ゴールの4.8周回 24km)
ローリングなしのいきなり下り、苦手です。比較的前方スタートだったにも関わらず、どんどん後ろから抜かれていくが、ただただ恐怖しかなかったので無理はしないことに。

1号橋を越えるあたりから登り開始。何度も確認したコースレイアウトを思い出しながら、インナーに落とす。1kmほどの登り区間、後方では遅れだす選手がいるものの集団はまだまだ大きいので、自分にとって一番ストレスを感じない集団右側の前から5,6番手を位置取る。登りきるところで左U字カーブを曲がると1km以上の下りが始まるので、登りきる直前でアウターへ・・・またしても楕円ゆえ上手く上がらずガチャガチャ。下手すぎて我ながら酷いなと思いつつも、それすらもいよいよ慣れてきているここ最近(笑)。仕切り直して一気にアウタートップで踏むが、皆さん飛ぶように行ってしまう。毎度お馴染みギア足りません状態で頭も下げて何とか。

その後2号橋をすぎるとコース内難関の登り区間。ここもインナーで捌く。ところどころ勾配が緩むところがあるが、そこはリアにて調整して秀峰亭すぎるまではインナーにて。登りが得意な優勝候補の若い子たちはどんどん登っていく。その集団最後尾に付いて2周目へ。

特に目立った動きはないものの、登りがきついのでじわじわと集団がばらけていく。休めると思っていた下りでも踏み続ける場面が多く、脚が削られていく。2周目の秀峰亭あたりで前のペースが上がり堪えきれず遅れをとってしまう(この時一瞬「無理かも」と頭に過ぎったのを、コーチでもあるPedalistの山崎店長に後々見抜かれる・・・)。
そのままの流れで単独になってしまい、しばらくの間耐え忍ぶことになる。
レース後ログを確認すると、2周目終了まででNPがFTPを超えており、下りで脚を温存できなかったのが響いたなと猛省。

3周目に入り追いついてきた選手、前からこぼれてきた選手が入れ替わり立ち替わり
の6~7人で形成された第2集団で前を追う。
残念なことに、下り基調のホームストレートがド向かい風でここでも踏みっぱなし。

4周目も多少の入れ替わりはあるものの基本6名前後の集団のまま。
2号橋前の下りに入った時に、前を行く選手に先頭交代を促されたのだが、横に並ぶのが精一杯で前に出られない・・・下り遅っ!!
心から申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、せめて後ろには付かないようにとラインを外して後を追っていると、ひとりふたりと抜かれる始末。もう仕方ないわと半ば諦めモード。とはいえ大きく離されなければ、登り返しではすいーっと追いつけるので慌てることはなかった。

4周目も終わりいよいよ最終局面。途中どこかのチームの応援の方が、先頭との差が80秒と叫んでいるのが聞こえたが、それを追うよりもこの中でどう動くかを考えていた。かなり勾配のきつい登りのゴールであることから、早々のアタックよりも集団で最後まで行き、残り僅かのところで前に出るのが賢明と判断し、集団のペースに合わせる。集団内でも飛び出す選手なし。実はここから最後の登りに入るところまでの記憶がない。ひたすら周りの選手の動きに集中していたのだと思われる。

2号橋を過ぎ、いよいよゴールに向かっての登り区間。左にカーブしながら慎重にインナーにシフトダウン、まだ大きな動きはない。このゴールラインまでの登りは左右右左と九十九折になっているのだが、特に右カーブがきつくなっているので右側のラインで走ると自然と勾配がきつくなる。淡々と踏みながらさりげなく左側ラインに移動、これが功を奏して何もせずとも前に出る。ペースを変えずに前に出たせいか、踏み直す選手なし。残り400m弱、じわっと踏み直し後ろと差をつける。

残り300m、決して短くはないので焦らず垂れずに、先頭集団からこぼれてきたと思われる選手をひとりパス。さらに前方にもうひとり見える。

残り200m、後方からトルクの掛かったタイヤと路面の擦れる音。抜かれると分かってはいたが、これ以上上げられない。

残り100m、華麗に抜かれみるみる差がついていく、でも不思議と心折れなかった。先程視界の先に捕えていた選手はまだいる。ゴールラインぎりぎりで抜けるかどうかという位置。その選手の応援が耳に入る「後ろ来てるぞ、踏めー!!」


自分の応援でないけど踏みました、叫びながら踏みました(笑)
お陰で予想よりゴールライン手前でパス、10位にて無事完走。

走り終わった後は、一緒に第2集団で走った選手のみなさんとお互いの完走を称えあい、次のレースでの再会を約束しました。

スタート地点まで戻ると福本選手と耕平さんが待っていてくれて、二人の顔を見てすごくホッとした記憶があります。

とにかくジャパンカップ以来のきつくハイレベルなレースでしたが、何とか諦めることなく最終局面で踏み直し走り切れたことを、次に繋げていきたいと思っております。

それにはパワーや技術の向上はもちろんですけど、意識改革も必要なことが今回のレースで分かったので、いろいろと勉強しながら上を目指していきたいと思います。

※掲載写真

小林 耕平 様

井上 和隆 様

https://www.flickr.com/photos/138876996@N03/albums

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