【 レースレポート 】2018ジャパンカップ 女子オープンレース 廣瀬選手

【 レースレポート 】2018ジャパンカップ 女子オープンレース 廣瀬選手

■レース名:2018 ジャパンカップ オープンレース女子
■コースプロフィール:宇都宮市森林公園周回コース 3周回 30.9km
■結果:7位 top+1’13″(出走19名)

■使用機材
フレーム    RIDLEY NOAH SL
ホイール    GOKISO GD2 24mmクリンチャー
タイヤ     コンチネンタル Grand Prix Supersonic
ステム     DEDA ZERO100(80mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル     ASTVTE SKY LINE VT
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比     52/34 11-28T(クランク長165mm)

UCIワールドチームが参戦するアジア最高峰レースのひとつジャパンカップの前座レースに初参戦してきました。

毎度お馴染み、練習仲間からの「勝守」とシャイン・オン!キッズの「勇気のビーズ」

この日までの数年間、毎年家族で応援する側として、現地まで足を運び観戦していたレースに前座とはいえ出ることになり、今までにない緊張がずっとあった。

7月のニセコクラシックが終わってから二か月半余りの間、弱い部分を強化すべくPedalistの山崎店長にローラーでの練習メニューを作っていただき、平日はひたすら回し週末は実走にて練習。アドバイスや修正などして頂き間違いなく強化していってるにも関わらず、いつもなら感じられる‘’これだけやったから大丈夫‘’という感覚も得られず漠然とした不安を抱え、明確な目標も見出せないまま当日を迎える。

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前日までは何となく緊張していたのだが、当日は天気も良くコンディションもばっちりなのに緊張どころかワクワクもしないままスタート。1km地点までは大きな動きもなく進む。この間に少しでも前へ出たかったのだが、道幅があまり広くないので思うように進めないまま登り区間へ。

するとすぐさま大堀選手(YOKOSUKA UNO RACING)と西選手(LUMINARIA)によるふるい落としが掛かる。すると皆これに反応していくが、ついていったらとてもじゃないけど3周もたないと思い、一気に最後尾に後退(のちに知ったがまだ後方に数名いた模様)。ここで周りの勢いに呑まれ、早くも心折れ掛ける・・・。それでも頂上までは先頭集団を視界に捕えられる位置にいたのだが、下りで一気に突き放される。焦る気持ちもあったが下りは苦手だし、落車はどんなことがあっても避けたかったので、無理せず下る。九十九折を過ぎ直線に入ると前方に数名、そのままドッキング。その先の県道へ出ると、また数名の選手が。どうやら登りで頑張り過ぎて平坦区間でこぼれてくる模様。

しかしいつもだったらここで展開を読んで色々自分なりに作戦を立てたり、周りの選手の脚色を見たりするのだが、追いついたことに安心して終わっていた・・・。

向かい風の平坦区間で上手くローテーションも回らなかったが、すぐにまた登りが始まるしとあまり気にせず田野町交差点を通過。ここで集団の前へ出ると逃げとのタイム差が30秒とのことだったので、アップダウンの勢いを利用し一気に差を縮め、メイン会場手前300mくらいのところで追いつく。
ペースが落ち着いている先頭集団の2番手で2周目突入。直後の登りで前へ出るとなぜか集団ペースダウン、気が付いたら逃げてることになっていた(汗)。とは言えここからしばらく登り区間だし、とあまり気にせずマイペースで「逃げ」る(笑)

そして2周目の登り区間。登りは苦手な方ではないし嫌いでもないのに、なぜかとにかく辛い、なんだかわからないけどやたら重く全然前に進まない。何人もの選手に抜かれていき、こんなに苦しいのは初めてなんじゃないかというくらい辛かった。
わざわざ応援に駆けつけてくれた仲間の声援にも応えることができないまま、どうにかこうにか頂上をパスしたが、その後の下り区間では落車があったりでいまいち呼吸も整わないまま平坦区間へ。微妙な向かい風に地味に脚を削られていき、森林公園へ戻るアップダウンも息絶え絶えで、もう一回あの山を登るのかと思ったら本気でレースを降りようかと考えるほど気持ちが終わっていた。もう来年は出なくていいやと完全に後ろ向きなことまで考える始末・・・。

それでもあと一周すれば終わると思い、ほぼ惰性で登っていく。こんな気持ちで走っているのに声援を送ってくれる仲間に申し訳ない気持ちになりながらも、それでも気持ちを奮い立たせることは出来なかった。

最後の下り区間、単独で降りていくとひとり、ふたりと落車している。うち一人はトップを独走していた選手。コーナーを曲がり切れずの落車だったようで、限界ギリギリのところで頑張ってるのは自分だけじゃないんだと思ったら少し気持ちが楽になり、安全に九十九折をパスした後は全開で踏んだ。県道から田野町交差点前後で4名の選手と合流もペースが合わず前へ出る。後ろに中川選手(川越工業高校)がついてきたが気にせず最後の力を振り絞るものの、ゴール手前200mあたりで中川選手が仕掛けたスプリントにも反応できずそのままゴール。

ジャパンカップという大舞台、参戦を決めたときは足切りされずに完走が目的だったはずなのにそれすらも分からなくなり、何も出来ないどころか楽しむことさえも出来ない苦しいレースになってしまいました。

このレポートを書きながらも、色んなことが噛み合わないまま走っていたことを痛感し、時間が経つにつれ自分の不甲斐なさに悔しさが募る一方ですが、現地までサポートに来てくださった菱沼選手(Interpro Stradalli Cycling)の言葉が今後のレースで活かせるようまた頑張っていきます。

全日本覇者やプロ選手に1分差まで詰め寄ったことは、自分なりによくやったと思いたい!
今回、諸事情で表彰式を欠席してしまったのですが、これは来年また走って表彰台にあがりなさいよ、ということなのではないかと思っています(笑)

また、昨年末の怪我から思うように走れなかった福本選手がこのレースで無事完走どころか、8位入賞の好成績でゴールしたのを目の前で見ることが出来たのは、ファンのひとりとして心からうれしかったです!悪いことばかりじゃないですね(^^)

いつもレースに際して応援メッセージをくださる皆さん、貴重なお時間に現地まで足を運んで声援を送ってくださる皆さん、サポートに来てくださった菱沼選手、また常日頃全てにおいてケアをしてくださるPedalistの山崎さん、福本さん、野田社長。この場を借りて御礼申し上げます。

※掲載写真

荒川 梢 様

岡元 恒治 様
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