2018年Paris Modena Part3ガリビエ峠アタック

2018年Paris Modena Part3ガリビエ峠アタック

ガリビエト峠アタック!  距離108km 獲得標高2,238m

初日のアルプ・デュエズでリタイアを覚悟する程のダメージを受けたが、朝起きると奇跡的に疲れは残っていませんでした。
足、腰共に筋肉痛になることも無く前日より軽い感じがするほど。佐渡ロングライド210の疲れを取るため殆ど乗っていなかったので、一日走る事で身体がほぐれたのかもしれません。
しかし空気が薄いのには慣れず少し動くだけで息苦しく頭痛が辛い。標高はガーミンデータで2334m。

3日目の概要を紹介したオフィシャル動画は下記をご覧ください。Paris Modena Pressサイトより

朝起きて窓の外を見ると綺麗な景色が飛び込んで来ます。
昨日はこの景色が目に入らないほど消耗していたようです。

次は車で行ってみたいです^^

ホテルにはお約束のわんちゃんが^^

そしてこのホテルは参加された方がオーナーとか。素敵なホテルでした。


今日の行程表を確認すると107.5kmの山岳コース
標高2486m地点をスターし→3275m下り→2568m登り→713m下り→1572m登り。
これだけ見ていると一日で4,000mくらい登らなくてはいけないのかと絶望的な気持ちになりながら、、、、楽しい一日になりそうです。

下りからスタートする為全員ウインドベストを着ていますが、私達はアームウオーマーとレッグウオーマー、そして持参していったウインドブレーカーと長指グローブを着用ししました。実際下りではもの凄く寒くグローブをしていても指が千切れると思う程でした。
彼らの気候の感覚と私達の感覚はかなりズレを感じたので注意が必要です。

このコースプランを考えた方とスタート前に記念撮影

「Photo by Frederrik Herregods」

スタートして軽いアップダウンの連続の後、10km以上続くダウンヒル。
下っている途中で気温の変化を肌で感じます。

スキー場だけありリフトを沢山見かけます。

「Photo by Frederrik Herregods」

標高差で1000m近く下ると途中で頭痛がしたり、突然呼吸が楽になる地点がきたりと自然を肌で感じながら下っていきます。
10km以上の下りを手信号も声出さずに普通に会話しながらそこそこの速度で下っていきます。

とてもお世話になったTomさん。奥様が日本の方と言うこともあり日本語が堪能でスケジュール変更等の重要事項を必ず伝えに来てくれました。
「Photo by Frederrik Herregods」

ガリビエアタック前の一時。下り終ると必ずサポートカーが待っており防寒具を渡して登りに備えます。

彼だけは支給されたバイクで無く、TIMEのALPE D’HUEZで参加されていました。
車好きな方は誰だか分かると思います。

ここまでは、走行距離8kmの獲得標高300mとほぼ平地ですので元気一杯です。

ウインドウブレーカーを羽織り下りに備えます。
標高2000mから1000mまで一気に下ります。

こんな感じで結構な速度でダウンヒルしていきますが、ここでも自然に任せて10km以上の距離を皆で談笑しながら下ります。

「Photo by Frederrik Herregos」

下りきるとやっと私が得意な適度なアップダウンが続く道に。
この区間だけやる気全開で元気いっぱいに走っていると、Nodaはこういう所が好きなのか。
好きそうな走りしているけど、長くは続かないよと、、、、、確かにあっという間に得意なエリアは終ってしまいました(笑)

「Photo by Frederrik Herregods」

「Photo by Frederrik Herregods」

ガリビエの標識が見えてきました。

「Photo by Frederrik Herregods」

とても綺麗な景色が続きますが今日もとにかくキツイ。
あまりに苦しそうに走っている姿を見かねてか、サポートカーから大丈夫か?と何回も心配の声が
凄い綺麗な景色に自分が思っている以上にカッコ悪い私。

「Photo by Frederrik Herregods」

途中息苦しく頭が痛くなる。
道路沿いには雪が残っているのに太陽が近いせいかとてつもなく暑い。

「Photo by Frederrik Herregods」

あまりの暑さに耐え切れず途中で雪解け水が小さな滝のようになっている所でストップし頭を突っ込む。
メチャクチャ冷たいが一気に生き返り又黙々と登り始める。
「Photo by Frederrik Herregods」


ほぼ単独走であるが前後に人の姿が見える。前日に続きこの峠でもファミリーで楽しそうに登っている人。
ガチで登っている人。マウンテンバイクでギアを軽くして凄いケイデンスで登っている人。
皆思い思いに自分のペースで登っています。

「Photo by Frederrik Herregods」

踏んでも踏んでもゴールは見えてきません。
斜度8%で楽に感じ
5%でホッとし
3%で平地に感じ
0%は下りに感じる程。とにかく上りしかありません。

「Photo by Frederrik Herregods」

頭痛いし、腰痛いし、でも頑張らなくて、ならないし、ゴールまでの距離は分からないし、いつまでも永遠に続くとしか思えない峠。
とにかく必死になってゴールを目指して何とか登頂成功!

ここまで走行距離54Km 獲得標高1881m 上りが嫌いな自分が良く登ったというのが本音です。

「Photo by Frederrik Herregods」

開通して丁度1週間のガリビエ峠。出発前に送られてきた動画では10mくらいの雪が積もっており、除雪車がフル回転で走行が危ぶまれていましたのが嘘のようでした。

皆達成感溢れる良い笑顔をしています。

「Photo by Frederrik Herregods」

「Photo by Frederrik Herregods」

ここからゴールまで下り基調で距離50kmを2,000m程下ります。下りなのに500mは登りました^^
ちなみに三浦半島を時計回りに一周して獲得標高は650mくらいです。

ガリビエを登る経験も中々出来ませんが、50kmの距離を一気に下る経験も中々出来る事ではありません。
今年のツールでもかなり数が増えたディスクブレーキ。安心してコーナーを攻められます。
レバーを握った瞬間にガツンと効くのでは無く力に応じて効く感じが調整しやすくて良かったです。

本日も辛かったですが、無事完走致しました!そして下界に下りてきたら元気も回復!

夜はパーティです。皆完走した充実感でいい顔しています。

この明るさで夜の20;30です。私がこの国で生まれ育っていたら間違い無く暗くなるまで家に帰らず毎日怒られていたと思います。

この日のビールはいつも以上に美味しかったです^^

1日目 走行距離75km 獲得標高 2,234m
2日目 走行距離108km 獲得標高2,238m
合計 走行距離183km 獲得標高 4,472m

オヤジライダーのチャレンジは続きます。
3日目はイタリアのトリノからスイーニオまで約100kmの平坦コースです。

横浜ロードバイク専門店Pedalsit ペダリスト
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