BORA ONE CULTベアリング換装作業

BORA ONE CULTベアリング換装作業

Campagnolo製ホイールのトップモデルに採用されている「CULTベアリング」。ちょうど画像に丸印をつけた部分の部品となります。

SHAMALや現行のBORA ONE50に採用されている「USBベアリング」は、ベアリングのみがセラミック製、ベアリングがおさまるカップとリテーナーは通常仕様となっております。「USBベアリング」もセラミックベアリングですので滑らかな回転が特徴ですが、カップとリテーナーがセラミックベアリングより柔らかい素材のため使用しているうちに消耗してしまい本来のパフォーマンスを発揮することが出来なくなってしまうのが難点です。

「CULTベアリング」はベアリングのボールがセラミック製で、且つカップ&リテーナーに特殊加工が施されたものを使用しセラミックボールの硬さに負けない硬度に仕上げることで滑らかな回転とグリスなしでも耐えうる耐久性を誇ります。高価なことを除いては死角の見当たらないシステムです。

今回のご用命は、BORA ONEホイールをご使用のお客様よりご用命をいただきました。

こちらのモデルは、ベアリングも鉄球の通常ハブが使用されたモデルとなります。

まずハブを分解し、もともとのベアリングを取り外します。

ベアリングを取り外した後、専用工具を使用しベアリングの当たる「リテーナー」部分を取り外します。

こちらが今回使用する、CULTベアリング換装キットになります。1セットで片側分、前後施工の場合は2セット必要になります。

上段が取り外した通常仕様のベアリング、下段がCULTベアリングのセットとなります。

少しくすんだ色味が特徴ですね。触ってみても何となく硬さが伝わってきます。

今回はCULTベアリングへの換装のご用命でしたが、通常ベアリング用のリペアパーツもございますので消耗が進み回転が鈍いなと感じる場合はこちらを交換していただきますと新品同様の回転が蘇るはずです。こういった消耗部品を交換できるシステムになっているのもカンパニョーロホイールの魅力だと感じます。

専用工具を使用し、リテーナーを圧入していきます。こちらがズレてはまると正確な回転は出ませんので慎重に作業を進めます。

後輪も構造は同じですので、リテーナーを交換し、ベアリングを取り付け玉押しの調整をして作業完了です。

CULTベアリングの回転は触ってみると言葉では表せない滑らかさを感じることが出来ます。硬いの氷の上を滑っているような感覚が近いような気がします。

ハブベアリング交換の効果は絶大で、特に足を止めた際の空走距離や下り坂でのトップスピードの伸びに差が出てくると思います。また、グリスが不要なためほぼメンテナンスフリーで滑らかな回転を維持できるというのも魅力の一つではないでしょうか。

交換作業の費用は下記の通りです。

■ノーマルベアリング→CULTベアリングへの交換 ホイール一本 ¥28,150 (工賃、税込)

■USBベアリング→CULTベアリングへの交換 ホイール一本 ¥26,200(セラミックベアリングのみ流用、工賃、税込)

■納期 部品到着後1週間程度となります。

カンパニョーロ、フルクラムホイールのメンテナンスは当店にご相談くださいませ。

お見積だけでも大歓迎ですのでお気軽にご相談くださいませ。メールでも大歓迎でございます。

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