2017益田INAKAライド参戦日記

2017益田INAKAライド参戦日記

2017年9月3日(日)島根県益田市で開催された、益田I・NA・KAライドにお誘い頂き、160kmを走行してきましたのでレポートを報告致します。

益田市の町興しの一つとして開催されるこのイベント。市として町興しを自転車で本格的に取り組んでおります。
このイベントの凄い所と益田市の本気度を紹介させて頂きます。

其の一 160km信号無し!
うたい文句でもある、160km信号無し!信号が無いわけではありません。信号はちゃんとあります。
160kmの間、交通規制を行ないコース上の信号を全て青又は交通規制で自転車優先にしてしまっているのです!

其の二
そして現役の飛行場の滑走路を自転車で走行出来る!
萩、石見空港を完全閉鎖して現役の滑走路を走ることが出来るんです。これは流石に出来ない事ですので皆様レポートを読んで是非来年はご参加ください。

其の三 心温まる地元の応援とボリューム満点のエイドエイドステーション
走行中家が見えるところでは必ず大き声援を頂きます。
160km走っても充実したエイドステーションで必ず体重増で帰れます。

ではレポートをお届け致します。

今回は3名での参加となりました。
お一人は自転車業界で陰のフィクサーと呼ばれる方と2mはろうかと思われる長身のアメリカ人サイクリストと私の何とも不思議なトリオでの参加となりました。出発前の羽田空港にて。
佐渡も最初は3人からスタートしたので、きっと来年は10人くらいになっているでしょう^^

萩、石見空港に到着すると地元のサイクリストの方達がお出迎えをしてくれます。

そして仰々しい雰囲気で何か始まるなと見ていると、今回招待頂いた方からサイクルステーションの記念式典があるので参加してくださいと。
何とイベントに合わせて空港にサイクルステーションをOPENさせてしまったのです。
飛行機を降りたら即このサイクルステーションで着替えて走りに行き、戻ってきたらここで着替えて飛行機に乗る事が出来ます。
サイクルスタンドも完備しており、サイクリストにとっては最高の環境です。
稼働率が上がってきたら、シャワーも増設されるかもしれませんので皆様是非有効活用してください^^

更衣室は男女で分かれております。

オープニング式典では地元テレビ局も取材にきておりました。

全日本ジュニアロード選手権、INAKAライドのソフトウエアだけでなく、空港内にサイクルステーションを作るなんて益田市は本気で自転車の町にしようとしております。

空港内ではサイクリングナビも無料配布しております。これを見ながらルートを考えるのも楽しみに一つですね。

飛行機輪行

走行の前に今回は飛行機で輪行したので、参考までにどのようにパッキングしたのかご紹介致します。
通常の輪行では自分以外の人間は持たないので、クラッシュに関する心配は自己責任のみであまり気になりませんが、飛行機での輪行では自分が責任を持てるところは、如何にクラッシュしないようにパッキングするか!に掛っていると言っても過言ではありません。

輪行袋は選手が遠征でよく使うオーストリッチ製。

サイズ54のSLR01ですがハンドルステムはいじらずに入りました。
ロードバイクで一番弱いところはリアディレーラーとエンド金具です。逆にいうとこの2点をしっかり保護しておけば何とかなると言えます。
写真のリアエンド部分にタオルが巻いている部分をご覧ください。

リアディレーラーをエンド金具から取り外し、外したディレーラーをタオルで包みます。
包んだタオルをリアステイの間にいれ、タオルでハンモックのように包み込んでしまうのです。
これで外部からの衝撃を直接受ける事も無く、内部で揺れてもゆらゆらとするだけですので破損のリスクはかなり軽減されます。
エンド金具を止めている小さなネジを紛失する心配がありますが、元々止めてあった所に仮止めしてあげれば噴出のリスクも格段に減ります。

飛行機内では気圧の変化により空気をそのまま入れておくとバーストする可能性もありますのでエアーを抜いておく必要があります。
重いですが空気入れは忘れずにお持ちください^^
又ホイールに関してもこの輪行バックに入りましたが、空港でホイールを出して別のホイールバックにに詰め替えました。
又Di2に関しては誤動作を起さないようハーネスを抜いてあります。

今回のバラシと組立てに使用した工具は以下の3点のみです。

上から
リアエンド脱着
ペダル脱着(LOOK)
Di2コネクタ取付け(カチッと音がするまで押し込んでください)

これでかなりのリスク軽減が出来ると思いますので、飛行機で輪行する際の参考にして頂ければ幸いです。

今回の輪行のパッキング担当は福本店長代理が行ないました^^
詳細を知りたいと言う方は遠慮無くお問い合わせください。

これで完成です。
今回はBMC SLR01で参加しましたが、本当に良いフレームです。
タイヤは最近出たばかりのピレリPzeroを早速使いました。
最初は柔らかくて驚きましたが、グリップ力が強く安心して下ることが出来ました。これから使用する方が増えそうですね。
更にウオールが柔らかいのでタイヤレーバー無しで簡単に交換出来るのでロングライドと女性の方にもお勧めの逸品だと思います。

受付会場のグラントワ。とても素敵な空間です。次回はゆっくり拝見したいです。

受付終了後少し走りに行きましょうとお誘いを受け益田の町を走り抜けます。
少し走ると綺麗な海が見えてきます。神奈川の海とは違った趣で新鮮な景色が流れていきます。

私が自転車に乗り始めた頃、無理矢理自転車の世界に引きづり込んだ自転車仲間であり、今回の益田のイベントに参加するきっかけを作ってくれたW氏。久しぶりに一緒に走りました。わざわざMiracolareジャージを用意頂きました^^ありがとうございます。
又何処かで走りに行きたいですね。

そして身長2mはあろうかと思われるMr.Nils。私より日本語が上手でした^^
海沿いの強烈な向い風で引いて貰った時は無風でした(笑)今回のイベントでは同じクラスで走りましたのでこの後何回か登場して頂きます。
試走は美しい景色の中楽しく終了致しました。この後の懇親会の様子は最後にお届けしたいと思います^^
私が身長178cmですので背の高さが良く分かると思います。

イベント当日

目が覚めると快晴!空はすっかり秋空です。

今回持って行った補給食です。こんなに!と自分でも思いましたが中盤以降凄く助けられ、全部使い切りました^^
普段は2か3つしか使いませんので過去最高に使ったと思います。

今回走行したのは160KM スーパーウサギさんクラス。
当初はノンビリと景色を楽しみながら走る予定だったのですが、うさぎさんクラスでは帰りの飛行機に間に合わないからとスーパーウサギさんに入れられました。
そのスーパーウサギさんチームで一緒に走ったのがMr.Nils。そして自転車業界の陰のフィクサーのW氏は仕事中のアクティブ度合いと相反して練習してないからと120kmコースにエントリーです。

実際に走行したガーミンのデータです。

GARMIN上では164km走行して獲得標高は2000mと結構ハードなコース設定でした。
特に終盤これでもか!!!!!と続く上りは坂バカにとってはたまらないコースかもしれません。

スタート前は余裕の表情ですがゴール後どうなっているのでしょう!

スーパーうさぎさんチームは約30名のライダーをゲストライダーの方達が優しく先導してくれます^^

益田INAKAライドのハイライトの一つである、滑走路走行を行なう為空港まで白バイ先導の下パレードラン開始です。

コース上に信号が一つも無い!では無くコース上の信号を全て青に変える、又は通行止めにする事で信号が無い状態を作り出すんです。
実際165km走って信号に引っかかったのは1箇所のみでした。益田市本気です!

パレードラン開始です。

白バイが先導してくれるだけでとても贅沢な気分になれます。交通違反で先導されるのは勘弁ですが。。。。。

空港まで沿道からの声援が絶えません。
途中坂道に入ると一人だけ凄く辛そうに走られている方が。レーパンも履いていないし大丈夫なのかな?と見ているとかなり厳しそう。
見るに堪えかねて背中を押してあげたのですが、途中から招待選手のイヴァン選手も手伝ってくれ二人で背中を押していました。
ゴール後確認したら益田市の市長だったようです。市長自ら走ってイベントに参加するその姿勢が素晴らしいですね。
こんな所からも益田市の本気度が伝わってきます。イエローのジャージが市長さんです。

空港着。
現役の空港を止めて滑走路を走る事は普通は出来ないかなり難しい事だそうです。
滑走路の使用許可を得るために、世界中の管制塔に今石見空港が使えない状況であることを連絡しないといけないらいしいです。
万が一緊急着陸しなくてはいけない事案が発生した際に、空港が使用出来ないことを事前にアナウンスしないと大変な事になってしまうからです。今回は残念ながら滑走路内での写真撮影は禁止でしたので写真はありません。
滑走路内で物を落とすと運行上大変危険な為、撮影は一切禁止でした。
滑走路は凄く綺麗でどこまでも続く地平線のような道は誰もがもう一度走りたいと思うほどです。
そして滑走路内の誘導灯! 誘導灯一つに一人が立ち誘導灯を守ります。
万が一飛行機が誘導灯に接触してしまった時に、それが原因で2次災害が起きないよう、少し触れただけで簡単に壊れるように作られているそうです。従って自転車が乗り上げると誘導灯は簡単に壊れてしまう作りの為、沢山の方達が一つ一つを応援を兼ねて守っています。
写真は滑走とへの入口部分です。

滑走路を出るとINAKAライドの本番スタートです。
スーパーうさぎさんチームは30名限定で160kmをゲストライダーの引きで走れるというスペシャルなチームです。

スタート直後から徐々にペースアップして集団は進みます。
GARMINのログを見ると空港を出てから約8kmの距離を平均速度38km/hで走行していました。中切れがチョコチョコと発生するのでサポートライダーの後ろまで上がっていき最初の上りに入ります。上りが苦手な私は早速ここで遅れてしまいましが下りで復帰します。

給水エリアで小休止後平坦エリアに入った所でゲストライダーが交代。
U23の若手に交代すると同時にベースアップ!距離20km弱を平均時速45kmで走り抜けます。
流石にこの速度になってくると、中切れも多く発生し給水所に到着した時は15人くらいまで減っていました。
数分間の休憩後スタート後、補給を失敗し60km地点で先頭集団から脱落、この後暫く修行の旅路となりました。

休憩中に撮影したのは先程市長の背中を一緒に押した招待選手のイヴァン選手。
どこかで見たジャージと思っていたら、U23の日本代表の石上選手のチームメイトでした。
何処でどう間違ったのか、石上選手のお父さんと間違えられていました(笑)あんな豪快な笑い方はしません^^

その後の記憶があまりないのですが、弁当ステーションに入ると、、、、
普段は滅多に足が痙ることは無いのですが、ハムストからふくらはぎに掛けて少しでも動かすと痙攣して全く動くことが出来ません。
ベンチで悶絶していると、親切な方がもしかして水しか飲んで無いんじゃないですかと?
ちゃんと塩分補給してますか?水だけだとそんなになっちゃいますよと!
そうなんです、いつも愛用している梅丹の「電解質」を忘れてしまった為、水だけしか飲んでいなかったのです。
補給もあまり摂っていなかった為、ハンガーノック気味で全く力が入りません。
お腹だけ水でガボガボで食欲も無いため、サプリを4パック一気に流し込むと、、、、、あら不思議痙攣していた足が落ち着きました。

休憩していると一緒にスタートしたNillさんとここで合流!
とても辛い旨を話して暫く引いて貰いました。

騙し騙し走っていると徐々に回復してきて元気モードに復活!
先頭交代を行ない上り区間を引いていきます。

道中ハンドバイクの選手と会いましたがこのタフなコースを走る姿に元気を貰いました!

やっとINAKAライドらしい景色の写真を撮影をする余裕が出てきました(笑)

美都エイドステーションに到着です。ここまでの走行距離130km。
コースレイアウトを見ていなかった私は残り30kmとなり楽勝!と勝手に浮かれておりました。

美味しいゆずジュースを頂戴します。

美味しい柚プリン

残り30kmスタートです。
実はこの時点で残りは下り又は平地と勝手に思っていたのですが、沿道の方及びスタッフバイクの方達から、ここから先が一番厳しいエリアですよ!と相反する声が多数聞えてきます。
この時点で飛行機の時間を逆算。到着後、着替えて、パッキングして楽勝だねと考えながら鼻歌交じりに走りますが何故か険しい上りが続きます。Nillさんが辛そうになり千切れていきますが飛行機の時間を考え一人で坂を上っていきます。

辛い事しか書いていないかもしれませんが、道中とても綺麗な景色が沢山あります。

最終チェックポイント 144.2km最後の真砂に到着 残り13.8km

ここでは休憩はせずにスタンプだけもらい直ぐにスタート。
ここでもここからが一番キツイですよ!との声が??????コースマップは確認しましょう^^

細い林道の様な道を上っていきます。ノンビリ走ったらさぞかし気持ちが良いことでしょう^^

最後の最後にガツーンと斜度のキツイ上りが続きます。
しかもガーミンの距離は160kを超えているのに何故か上りは続きます。
まだか、まだかと走っていると風景が変わり市街地に突入。大勢の人が旗を持ってお出迎え頂き無事ゴール出来ました!
走行距離164km、獲得標高2000m。(今見たら実測164.9kmと書いてありました)

帰宅後体重を測定したら2kg減っていました。完全に補給に失敗ですね。

頂いた完走証。和紙で作られています。

各チェックポイントで捺印してもらうラジオ体操の様なカード。
これだけでなく、チェックポイントではスタッフの方が名簿でしっかり通過した方をしっかりチェックしています。
事故等が起きないよう確認していると思われますが、その徹底ぶりに頭が下がります。

到着後は飛行機の時間もあり、お世話になった方に満足な挨拶も出来ずに退散してきました。
来年はファンライドに徹しノンビリ走りたいと思います^^

おまけ

益田市には日本で一番の居酒屋があります。
このイベントを仕切っておられる、NPO法人益田市町興しの会の方にご紹介頂き美味しい料理を堪能してきましたのでご紹介致します。

お店の名前は「田吾作」趣があるお店ですが、山の上にあります。

下足入れが何とも言えない味を出しています。

そして美味しい料理

透明な烏賊。時間が経過しても透明なままでした。

県産の和牛

こんなに大きなノドクロは見た事がありませんでした!

鮎ご飯

このイベントを仕切り今回の私達のライドを全てアテンドして頂いたS様。本当にありがとうございました。
来年は沢山で参加して恩返しさせてください!
そしてS様との中を取り持って頂いたW様。いつもありがとうございます!

Nile-sanありがとうございました!また一緒に走りに行きましょうね^^

エキャプアサダの方達の協力もあり無事飛行機に乗る事が出来ました。
皆様ありがとうございました。筋肉痛が治まらない中、太股店長のトレーニングに参加して悲鳴を上げました。

佐渡も初年度は3人からスタートしました。
2年目に8人
3年目には20人でしたので来年の益田もこれを読んだ方が参加頂ければと思います。

Pedalist
横浜ロードバイク専門店
横浜市磯子区久木町17-7
TEL:045-761-0012
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